Washington State

Office of the Attorney General

Attorney General

Bob Ferguson

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Attorney General’s Office(州司法長官オフィス)が提案し、議会で採決された法律によって、400万人のワシントン州民の方が、現在、ワシントン州全域の病院にて無料又は割引費用で医療が受けられるようになりました。

手軽なリンク:

 

対象者かどうか計算

 

よくある質問

ワシントン州の全州民のうち、およそ半数の方が、ワシントン州の病院で無料又は割引費用で医療が受けられる対象となっています。これらの補償は、医療保険の現況に関係なく、患者一部負担金、控除免責金額など、自己負担の医療費に適用されます。ワシントン州法により、自己負担の医療費については、米国内で現在最もしっかりした補償が提供されています。

新しい法律によって、患者一部負担金や控除免責金額など、自己負担の医療費の対象が大幅に増え、また割引対象も拡大しています。新法の施行前は、最低賃金の仕事を2つ持ち週当たりの労働時間が50時間のシングル・ペアレントは、ワシントン州の病院での診療に関して財政支援の対象外でした。新しい法律では、これが変更になっています。

この法律により、貧困基準の300パーセント以内にあたるワシントン州民の方は全員、自己負担での医療費について、財政支援の対象となります。貧困基準の400パーセント以内にあたる世帯は、病院によっては、財政支援の対象となる場合があります。新しい法律では、2層の財政支援を設定しています、一つは大病院や大規模な医療システム向け(第1類)で、もう一つは小規模な独立病院向け(第2類)の支援です。

以下の表を見て、あなた、またはご家庭の方が対象かどうかをご確認ください。表では、第1類、第2類の病院での割引対象となる収入レベルが示されています。 (どの病院がどちらの類に該当するのかを示す非公式リストはこちらをクリック):

Chart listing potential discounts

 


あなたの収入は連邦貧困基準の何パーセントかを計算する:

年間収入:
世帯人数:

 

 

表と計算機能は、あくまで試算を目的として提供しています。ご自身の具体的な支援内容を判断する場合は、病院に直接ご相談ください。あなたの病院が法律を守っていないと感じた場合は、https://www.atg.wa.gov/file-complaintで、州の司法長官に苦情の申請をしてください。


よくある質問

 

「慈善医療」とは何ですか?

ワシントン州の慈善医療法では、病院に対して、収入の低い患者を対象に、自己負担の医療費を補助するための財政支援を提供するよう義務づけています。ここで大事なのは、保険無加入の方だけでなく、医療保険の加入者も対象ということです。医療保険に入っていても、多くの人が多額の自己負担金を支払っており、州の慈善医療法ではこのような方々を支援しています。

 

対象の最少年齢基準はありますか?

いいえ。対象者について、最小または最大年齢の基準は全くありません。全てのワシントン州民の方が対象です。

 

慈善医療の援助を受けるにはMedicareやMedicaidに加入していないといけないのですか?

いいえ、慈善医療は、公的医療保険の加入者、民間医療保険の加入者、また保険未加入の方を含め、全てのワシントン州民の方に適用されます。慈善医療は、保険の現況に関係なく、収入レベルのみを基準にして、あなたの自己負担費用を補償します。

 

慈善医療の援助を申請するにはアメリカ市民でなければいけないのですか?

いいえ、在留資格に関係なく全ての患者の方が慈善医療を申請いただけます。

 

慈善医療の援助を受けていると、私の社会保険やMedicare、Medicaidの資格にも影響があるのでしょうか?

影響はありません。慈善医療の援助は、あなたが支払う病院での医療費の一部や、患者一部負担金や控除免責金額などに適用されます。MedicaidとMedicareは、そのまま対象となる部分への補償を行います、そして、慈善医療の援助は、患者の方が自己負担で支払う残りの部分に対して適用されます。

 

MedicaidやMedicareは全額補償は行わないのですか?

必ずしもそうではありません。補償の対象内容によって、受けた医療に関して何らかの自己負担金が発生する場合があります。これは、民間の医療保険の場合でも同じです。

 

これは、かなり収入が低い人たちだけが対象の財政支援のようなものではありませんか?自分が「慈善」の対象になるとは思えないのですが。

驚かれるかもしれません。医療診療費は、誰にとっても高額です。だからこそ、今回の新しい法律で対象者が拡大されたのです。例えば、4人家族で、世帯収入が最大約$83,000の場合、少なくとも州内の全ての病院で費用割引の対象となります。大規模な病院では、この世帯は、自己負担での支払いは不要です。年間収入が$111,000以内の4人家族の場合、州の大病院では、少なくとも自己負担の費用に対して割引が適用されます。

 

慈善医療の支援は、病院診療のみに適用されるのですか?診療所に行く場合はどうなりますか?

慈善医療は、病院で受ける医療に対して適用されます。しかし、診療所とのつながりがある病院では、慈善医療の方針をその診療所に対して場合によっては適用することがあるでしょう。常に一番良い方法は、尋ねてみることです。

 

緊急治療室での治療、レントゲン、病院で受ける外来治療などは補償されるのですか?

慈善医療は、病院で受ける医療に対して適用されます。これは、病院の緊急治療室での治療を含みます。また、病院で行われるその他のスキャン、検査、治療も含まれます。慈善医療では、病院が雇用していない医師やその他の医療従事者が請求する費用を補償しない場合があります。

 

慈善医療の支援は、今後の費用請求にのみ適用されますか、それとも過去の費用についても適用されるのでしょうか?

慈善医療の支援は、裁判の判決対象となっている場合を除き、将来の医療と過去の費用の両方に対し適用されます。何年前の請求か、または代金取り立て業者に送られた請求分かどうかは関係ありません。あなたが対象となっていれば、慈善医療の支援は病院からの請求書に対し適用可能です。

 

「第1類」と「第2類」の病院の違いは何ですか?

全病床の80パーセントを占める大きな都市病院は、よりしっかりした割引を提供する層に分類されます。これらの大規模病院を、第1類と呼んでおり、およそ300万人のワシントン州民の方は、第1類病院で無料の医療にアクセスできることになります、さらに100万人の州民の方が、割引費用で診療を受けられます。小規模な独立病院や地方病院、これらの病院は州全体の病床のおよそ20パーセントを占めているに過ぎません、は第2類であり、提供される割引の規模が少し小さくなります。

 

病院で医療を受けたとき、2通の請求書を受け取りました、1つは病院から、もう1つは医師からです。両方の請求書が、慈善医療法での財政支援の対象となるのですか?

病院のみが慈善医療の提供を義務づけられています。法律では、医師からの請求書を対象に義務づけていません。しかし、多くの病院では、病院内で診療を行っている医師に対し、病院が適用する慈善医療方針を守るよう求めています。そのような対応をとっているかは病院にご確認ください。

 

自宅を所有、または退職金口座を持っている場合はどうなりますか。このような資産がある場合、対象外になってしまうのでしょうか?

最も大事な点として、病院が慈善医療の対象者を判断する場合に、ご自宅の所有状態や、その評価額を考慮することはできません、そのため、個人の自宅所有は、慈善医療を受けるにあたり何の影響もないでしょう。対象者の判定を行う際に、病院が一部の資産について考慮する場合があるかもしれません、ただしその境目は高く、収入面で慈善医療の支援対象となっているほとんどの消費者の方が、資産状況に応じて対象外となることはないでしょう。

 

アルツハイマーなどの病気の治療費用も慈善医療で補償されるのですか?

慈善医療は、病院で受ける医療に対して適用されます。具体的な病状に応じて対象者が判定されるわけではありません。しかし、診療所とのつながりがある病院では、場合によっては慈善医療の方針をその診療所に対して適用することがあるでしょう。常に一番良い方法は、尋ねてみることです。

 

このような割引適用が増えることで、病院の財政が圧迫されませんか?

2019年にオレゴン州では、慈善医療の対象拡大について同様の法律を成立させました。当州の法務チームは、オレゴン州の保健当局と協議を行いました。保健当局は、慈善医療の拡大が病院の財政難を引き起こしたという証拠は見られないと報告しました。もう一つ明言しておきたいのは、このたび対象となっているのは、ほとんどの場合、自己負担での医療費であり、患者の医療費全額ではないということです。病院側は、依然として医療保険会社またはMedicaidから支払いを受けることになります。

 

患者はどのような方法で、自分がワシントン州の慈善医療法による財政支援の対象者だと知ることができますか?

上にある計算機能を使えば、自分が対象かどうかが分かります、しかし簡単な答えは、まず病院側に尋ねてみることです。とはいえ、患者が質問する必要はありません。州法によって、病院は慈善医療の利用についての通知を口頭と書面の両方で患者に行い、また患者から自己負担費用を徴収しようとする前に、その患者が慈善医療の対象者かどうかを審査することが義務づけられています。 

 

もし私に成人した子供がいる、または同じ世帯で同居する成人家族がいる場合はどうなりますか?対象かどうかの判定はどのように行われますか?

慈善医療の法令では、家族を「血縁、婚姻、または養子縁組の関係があり同居している2人以上の集団」と定義しています。これはつまり、慈善医療の申請を行う場合は、同居している成人家族の総収入が考慮されるということです。病院が、個人の状況に応じて対象に関する例外を設ける場合もあることから、慈善医療の支援申請を行う際は、病院にあなたの個人的な状況を必ず説明してください。

 

病院がもし州の慈善医療法を守っていない場合はどうなるのですか?

何か問題が起こった場合、当事者からのご意見をお聞きしたいと思っています。当事務所には、この問題を担当する弁護士チームがあり、支援対象の低所得のワシントン州民が法的に権利を持つ割引を受けられなかった件で、病院に対し訴訟を起こした例がいくつかあります。病院が法的義務を守らない場合、しかるべき対応を行います。あなたの病院が法を守っていないと感じた場合は、https://www.atg.wa.gov/file-complaintで、当方まで苦情の申請をしてください。

 

ワシントン州は、どのくらいの期間、病院に対し財務支援の提供を義務づけているのですか?

ワシントン州最初の慈善医療法は1989年に成立しました、つまり、この支援はワシントン州の患者に対し30年以上提供されています。

 

医療費の負債は多くのアメリカ人にとって深刻な問題ですよね?

その通りです。国内で破産申告をする人のうち、およそ3分の2が、医療費の問題を主な原因として挙げています。そして信用報告書の取り立て案件のうち半数以上が医療費に関する負債です。医療へのアクセスは、公平性の問題でもあります。有色人種コミュニティの人々は、他の人たちに比べ著しく保険加入が不十分であり、高額な予期しない医療費の支払いによって特に大きな影響を受けます。